鍵と言えばシリンダー方式のものが主流です。鍵穴に鍵を挿してガチャっと回せば開閉ができるものですね。鍵穴や鍵そのものが日々進化してはいるものの、方式としては昔ながらの鍵であり、細かい種類分けを無視すれば、最も世の中に普及している鍵でもあると言えるでしょう。
そして最近では、キーレスタイプの鍵が増えてきました。キーレスと言っても、暗証番号の入力や指紋認証などはもちろん、車のスマートキーのようにポケットに入れたまま近づくだけで解錠、離れると施錠というものもあります。それぞれにメリットがあるわけですが、その中でも一番気になるのはスマートキー方式のものですね。暗証番号や指紋認証は、どこか不安が残ります。というのも、鍵そのものを家主が持たないからです。暗証番号を忘れたら?どこかから暗証番号が漏れたら?暗証番号を推測されてしまったら?そんなことばかり考えてしまい、暗証番号は不安です。
もちろんそういった不安点を解消する手段もあるのでしょうが、わざわざ暗証番号を入力することも手間です。指紋認証は指紋をうまく読み取ってくれなかったら嫌ですし、寒い冬には手袋をわざわざ外さなければならなかったりとこれまた面倒。で、スマートキーのものであれば近づくだけで解錠してくれるので一番楽ですよね。鍵そのものを持っているという安心感もあります。その鍵がなければ、どれだけ近づこうが開くことはないんですから。それに、荷物を抱えていて両手がふさがっている時も便利そうです。シリンダーを必要としないのでピッキングやバンピングの不安もありませんし、便利かつ防犯性も高そうです。
これはこれで、もちろんデメリットはあるのでしょう。調べたり相談することでそういったものが浮き彫りになるかもしれません。ただ、交換することによるメリットも大きそうなので、デメリットを理解したうえでなら、検討してみる価値はありそうですよね。